14cm単装砲 のバックアップ(No.1)
初期装備艦娘:全ての軽巡洋艦
※Bismarckに搭載できるか要検証
ゲーム内情報
図鑑紹介
戦艦の副砲や巡洋艦の主砲として独自開発された中距離砲です。
やや旧式化していますが、列強の15cm砲とほぼ同等の射程と威力を持っています。
対艦対地専門で、対空射撃は出来ません。
火力+1の貧弱な装備のため、2スロット目には史実通り「12.7cm連装高角砲」などの補助装備を入れるか、換装した方がオススメ。
開発や重巡のドロップ、建造によって非常に強力な「20.3cm連装砲」が入手できれば、なるべく早くこちらに換装していきたい。
史実情報
正式名称は「50口径三式14cm砲」。
伊勢型戦艦以降の戦艦の副砲として、また天龍型以降軽巡の主砲として長らく日本海軍で用いられた砲。
もともと日本海軍は戦艦「金剛」製造時に英国ヴィッカース社が用意したものを国産化した「50口径四十一式15.2cm」(艦これ内では「15.2cm単装砲」)を戦艦の副砲に用いていた。
しかしこの砲は当然人力装填であり、元々体格のいい欧米人用に造られた砲のため、小柄な日本人では連続での発射が難しいとの意見があった。
そこで開発されたのがこの「14cm単装砲」である。
主砲弾の重量が45.4kgから38kgまで減ったことで一発あたりの攻撃力が落ちたものの、その分射撃速度は向上し、また小口径化にもかかわらず射程にも大きな変化がなかった。
ようやく海外設計からの脱却を図ろうとしていた頃の日本が造ったとしては、非常に優秀な設計の砲であった。
前述のようにこの砲はまず伊勢型戦艦に搭載され、その後長門型戦艦や天龍型軽巡、5500t型軽巡に搭載されていった。
図鑑説明にある通りに列強の15cm砲と大きく変わらない性能を持っており、アメリカ海軍では同国のオマハ級軽巡の主砲の15cm砲よりも性能が上、とまで考えられていた。
しかし、優秀な設計の砲とは言うものの、所詮は水上艦同士の艦隊決戦華やかりし第一次世界大戦型の砲。
航空攻撃が主となった太平洋戦争では平射での対艦攻撃専門のこの砲はその真価を発揮することはなかった。
それどころか軽巡ではこの砲の撤去が行われ、「12.7cm連装高角砲」などに置き換わったりもしている。
主砲の換装が行われた艦は最末期の「北上?」、「長良?」や艦隊のアイドル「那珂?」ちゃんなどが有名。
「五十鈴?」に至ってはこの砲が全廃されるに至っている(これは「五十鈴?」を改にした時にちゃんと反映されている)。
なお、戦艦の副砲は一部が撤去されたものの、それでも多くが健在であった。
現在では戦艦「陸奥」から引き上げられた副砲が、山口県周防大島町の陸奥記念館や東京の靖国神社遊就館などで展示されている。
単装砲架
戦艦 伊勢型、長門型
航空母艦 鳳翔
給油艦 野間、知床型(佐多以降)、神威(給油艦時代)、隠戸型
給糧艦 間宮
巡洋艦 天龍型、夕張、球磨型、長良型、川内型、報国丸型
敷設艦 厳島
連装砲架
巡洋艦 夕張、香取型、八十島型
水上機母艦 日進
潜水母艦 迅鯨型
敷設艦 沖島