35.6cm連装砲
ゲーム内情報
図鑑紹介
標準的な戦艦の主砲です。
「金剛」型発注と同時期に英国に発注され、後に国産化、「伊勢」型までの標準的な戦艦主砲として運用されました。
遠距離からの堂々たる艦隊砲撃戦を実現します。
本砲から上は、戦艦と航戦のみが搭載することができる大口径主砲。
説明のとおりに、最もオーソドックスな戦艦主砲。
上位互換に「41cm連装砲」があるものの、こちらは入手条件がやや厳しいので、結果的にこの砲にお世話になってる提督も多いだろう。
火力は他のソレと比較するとやはり物足りないが、それでも意外に十分な威力を叩き出してくれる。
史実情報
正式名称は「45口径毘式36cm連装砲」、及び「四一式36cm連装砲」。
前者がヴィッカース社謹製のもので、同社建造の「金剛」と同社製資材を用いて建造された「比叡?」に搭載。
後者は前者を国内生産に切り替えたもので、「榛名?」以降の金剛型、扶桑?型、伊勢型に搭載された。
第一次改装時の「榛名?」を捉えた一葉。主砲の形状がよく観察できる。
元をたどればヴィッカース社が輸出用戦艦の主砲として開発した「ヴィッカース1908年型 35.6 cm(45口径)砲」。
輸出戦艦用の砲としての実績は金剛以外にはチリ海軍の戦艦「アルミランテ・ラトーレ」の主砲がある。
より大型な38.1cm砲を開発中の英国海軍での使用実績こそ無かったものの、登場当初としては世界最強の砲であったことは間違いない。
扶桑型建造時にはヴィッカース社から同砲の三連装砲の開発案も提出されたが、日本海軍は機械的信頼性の高さと主砲散布界の狭さを評価しこれを却下している。
なお毘式と四一式の見分け方は、砲塔の側面からの形状が角張っているのが毘式の砲塔で、丸みを帯びているのが四一式の砲塔。
どちらの砲も搭載艦の改装の度に定期的なアップグレードが為され、主砲射程延長のための仰角増加工事や天蓋の装甲増加工事などが順々に行われる。
また1930年代からの各艦の大規模改装では弾薬庫の改造工事も実施され、これで日本海軍の砲戦用最終兵器「九一式徹甲弾?」の搭載・使用を可能とした。
太平洋戦争ではガダルカナル島砲撃任務、「霧島?」の戦艦サウスダコタ粉砕に代表される活躍を果たし、終戦直前まで呉軍港にて対空射撃を続けていた。
日本海軍の超弩級戦艦史の勃興を見守り、日本海軍最後の瞬間まで働いた傑作砲であった。
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